残念ながら「夢あかり」今年は中止の連絡があり、来年までお預けになってしまいました。

新型肺炎が早く終焉すること、そしてこれ以上誰もその犠牲にならないことを祈ります。

そしてまた来年、皆さんの元気なお顔に再会できることを心から祈ります。

２０２０年２月

２０１７年、秋の某イベントである方が「折鶴にバラを描いていただけませんか？」と声をかけてくださいました。

描いてみたところ、あっ！これいい！祈りが伝わりますねと意気投合。被災地に祈りを込めて折鶴を送る活動をしていますとのこと、それなら会員の皆さんに描き方をお教えしますのでみんなで描いて届けませんかと特別教室を開きました。

　翌年（２０１８年）の復興祭には現地で描いていただけませんかとのお話があり，3.11夢あかり-陸前高田の慰霊と復興-に初参加させていただきました。

東北大震災の時から長い間、何もできない自分があって、ご縁さえあれば何かお手伝いができたらと思い続けてきましたが、６年目の復興祭にご縁ができました。

去年2018も今年2019も、教室の生徒さんや特別教室に参加されたみなさんにたくさんのバラを折鶴に描いていただき、みなさんの祈りを現地に届けることができました。

現地で活動されている陸前高田ふるさと復興応援隊の皆さんに暖かく迎えていただき、現地の皆さんにワンストロークのデモを見ていただき、絵がくれる希望を感じていただくことができました。

来年も再来年もずっと来るからねと約束してきました。

遅くなりましたが、現地より届いた報告をお届けします。

3.11夢あかりのご報告が大変遅くなり、申し訳ありません。開催の御礼と御報告をさせていただきます。

　今年も多くの皆さまのご支援・ご協力により、無事に「3.11夢あかり-陸前高田の慰霊と復興-」を開催することができました。多くの皆さまと共に、犠牲となられた方々への慰霊とまちの復興、そして人々のこころの復興を願い夢あかりを灯すことができましたことに心より感謝申し上げます。

　当日は低気圧の関係で朝から警報が出るほどの暴風雨に見舞われましたが、急遽会場の公園に隣接する県営栃ヶ沢アパート(市内最大の災害公営住宅)の住民の皆さまのご厚意とご協力のもと県営栃ヶ沢アパートの集会所を開放していただき、LEDキャンドル(電池式のろうそく)を使用して集会所の中と外のテラスに夢あかりを並べ、幸い夕方には雨も小降りになり無事に夢あかりを点灯することができました。「この雨はあの時の涙雨だね・・・」と当時を振り返り、皆さまの深い祈りの時間であったように思います。

昨年は晴れて穏やかな1日でした。今年も写真のように「夢あかり」を広場に並べ、お空に眠るたくさんの方に光に込めた祈りを届ける予定でした。報告文にある通り、朝から警報の出るほどの荒天で急遽集会所のテラスと室内に並べたのですが、みんなの気持ちは天に届いているはずです。